同じ畑に毎年同じ作物を育てることを「連作」といいます。慣行農業では、主要な野菜のかなり多くのものが、生育が悪く収量が低下する連作障害を起こすのが常識とされています。
しかし秀明自然農法では、どの作物にも連作を推奨しています。ただし、秀明自然農法を続けることで、十分に土と種子から肥毒を抜いた上で試みる必要があります。自家採種した種子が土になじむのとともに、土もまたその作物に慣れ親しんでいきます。
岡田茂吉師はそれを『連作するほど、その圃場の土には、その作物を育むべき適応性が自然に醸成される』と説かれました。自家採種と連作を重ねるほど、土と作物は本来の力を高め合うことができるのです。
皆さん、まだ疑問に感じられますか? でしたら自然に息づく山の草を見てください。毎年同じ地域に同じ花をつけているはずです。それこそが自然の理そのものなのです。