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花バチが支える未来 〜ビーフォレスト活動と生態系の再生〜
地球上の植物の80%以上は、野生のハチや小鳥などのポリネーター(送粉者)の働きなしでは、果実や種子を残せず消えてしまいます。つまり、木を植えるだけでは森は育ちません。その受粉を支えているのが、野生の「花バチ」です。
日本には、日本ミツバチをはじめ約400種の花バチが生息し、生態系の循環を支えています。植物が減れば、生態系全体が崩れてしまうため、花バチの存在は生物多様性の要となります。
かつて日本には、ヨシなどを使った茅葺き屋根があり、多くの花バチがそこに卵を産んでいました。しかし、茅葺き屋根の減少とともに、花バチの産卵場所も激減しています。
ビーフォレスト活動 は、この状況に危機感を抱き、花バチを増やすための取り組みを行っています。ヨシなどの自然素材を活用し、産卵場所となる「ハチ宿」をつくり、「花バチ増やそう、ハチ宿作ろう!」 を合言葉に、生態系の保護から再生へとつなげています。
花バチがいなければ、「奇跡のリンゴ」も実らず、自然農法でも作物の種が残せません。森づくりのために木を植える活動は多くの人が取り組んでいますが、花バチを増やす活動はほとんどありません。その重要な役割を担うのが、ビーフォレスト活動 です。
また、ビーフォレスト・クラブでは、生物多様性の大切さを伝えるため、自然と芸術を融合させた Biodiversity EcoArt「ハチ宿アート」 を展開し、学校の環境教育(ESD)にも導入されています。
「ビーフォレスト活動とは?」
ぜひ一度、お話を聞いてみませんか?
そして、ハチ宿をつくり、花バチが訪れる瞬間を観察してみませんか?
—— 未来の生物多様性を守るために、あなたの行動が大きな力になります。
NPO法人 ビーフォレスト・クラブ
代表 吉川浩
◆ イベント詳細 ◆
日時: 3月29日 (土) 13:00~16:30
場所: 秀明自然農法しがらきの里
対象: 親子20組(小学生以下は保護者同伴)
参加費: 500円(小学生以下無料)
ハチ宿キット: 1,000円/個
詳細・お申し込み:
【プログラム】
- しがらきの里 及び 秀明自然農法の紹介 20分
- ビーフォレスト活動の目的と意義について説明 20分
- 「ハチ宿アートの道」ビデオ 50分上映
- ハチ宿づくりワークショップ60分 質疑応答 20分
- しがらきの里 圃場ツアー(希望者のみ) 30分
【申込方法】
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自然を感じながら学び、未来へつながる一歩を踏み出しましょう!
激減する野生のミツバチや花バチを増やすために、全国の森や農園に「ミツバチ巣箱」や「ハチ宿」を設置して、ビーフォレスト活動(繁殖環境づくり)を進めています。そして、ミツバチの生息状況が分かる「ビーフォレストMAP」づくりに挑戦している生物多様性回復活動団体です。
NPO法人 ビーフォレスト・クラブ 代表 吉川 浩(よしかわ ひろし)氏
1952年4月生まれ。大阪育ち。現在、奈良県奈良市高畑町在住。
2003年頃、半自給自足的生活を目指して大阪市内から奈良市の現住所へ移住。自然農法でお米、野菜、果樹、鶏(卵)の自給生活をしている。現在は「しあわせの田んぼ」として自然農法を学びたい人たちが集まっている。
2005年頃、自然農の中で日本ミツバチと出会う。
2015年4月1日に激減する大和ミツバチ(日本ミツバチ)や花バチを守り増やすために「ミツバチと森をつくる」ビーフォレスト・クラブを設立。日本全国各地で、ビーフォレスト・セミナー、講演、イベントを行い、沢山の人と出会いながら生物多様性回復のためのビーフォレスト活動を行っている。
2019年から全国の森や農園にミツバチの巣箱を設置して、繁殖環境(ビーフォレスト)づくりを行っている。
